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PHP社「THE21」2024年12月に掲載されました

PHP社「THE21」2024年12月

ビジネス誌『THE21』2024年12月号に掲載された、
弊社代表・畝尾賢明と、株式会社スポーツフィールドの吉浦剛史氏による特別対談。


ベンチにも入れなかった野球部時代と、背中を押した監督の言葉

畝尾のビジネスパーソンとしての原点は、泥まみれになって白球を追った学生時代にあります。 奈良県の強豪・郡山高校で甲子園を目指したものの、結果はレギュラーどころかベンチ入りも叶わず、スタンドから応援する悔しさを味わいました。大学でも野球を続け、少しでも成長するために鳥取のワールドウイングエンター enterprise(ワールドウイング)の合宿へ個人で参加するほど打ち込みます。

大学3年の時には、同社代表の小山裕史先生に「ここに就職させてください」と直訴したこともありました。しかし小山先生から返ってきたのは、「君はビジネスの世界に進んだほうがいい」という言葉。やんわりとした、しかし明確な方向提示でした。

教育学部でありながら教育事業のコンサルティング会社へ進んだのは、高校時代の野球部監督が遺してくれた言葉があったからです。

「野球で勝てなくても、人生の勝利者になれ」

「プロや社会人に進んだチームメートたちに、ビジネスの世界で絶対に負けたくない」 この時に生まれた強い反骨心が、畝尾を突き動かす最初のエネルギーとなりました。

知覧で流した涙。「自分のため」から「日本の未来のため」へ

30歳までに起業したいと、どこか漠然と考えていた26歳の時、大きな転機が訪れます。 鹿児島に住む祖母の体調不良を見舞った帰りに、ふと立ち寄った知覧特攻平和会館。そこで目にした英霊たちの遺書に、畝尾は衝撃を受け、その場から動けなくなるほど2時間近く号泣してしまいます。

心を揺さぶられたのは、彼らが遺した言葉に溢れる「感謝の気持ち」でした。 自分の親兄弟だけでなく、友人の親、近所の人たちにまで向けられた深い感謝。その繋がりの大きさに比べ、自分はこれまで「自分のためだけにしか生きてこなかったのではないか」と、強い恥ずかしさと痛みを覚えたと言います。

「今の日本は、彼らが命を懸けて残したかった日本になっているだろうか」 この問いが胸に深く突き刺さり、「これからは日本の未来のためになる事業をやろう」と、本当の意味での起業を決意しました。

理屈ではない。スポーツと研修に共通する「体感」の重要性

対談の中で、吉浦氏は畝尾が知覧で強く心を動かされた理由について、「学生時代、野球を通して感性が磨かれていたからではないか」と指摘します。

本を読んで知識を得るだけでなく、スポーツのように心と体を使い、多くの体験を積み重ねることでしか育まれない感性がある。この吉浦氏の意見に、畝尾も深く同意しました。

弊社が提供している「知覧研修」でも、最も重視しているのは頭での理解ではありません。当時の若者たちの命の営みに直接触れ、心が震えるような「体感」こそが、人の行動を根本から変える力になると確信しています。

組織はリーダーの写し鏡。若手を育てる「本音と覚悟」

いまの若者たちとの向き合い方についても、二人の議論は白熱しました。 畝尾は「今の若手は非常に素直。もし若手が育たないのだとすれば、それは彼らの問題ではなく、若手を育てられない会社の文化や環境に原因がある」と語ります。

若手にとって、組織の中で本音をさらけ出すのは怖いことです。だからこそ、経営者やリーダーがまず自らリスクを取り、覚悟を持って本音で語る姿を見せなければ、若手は目指すべきリーダー像をイメージすることすらできません。

吉浦氏もこれに強く共感し、「経営者やリーダーは『自分の組織は、自分の写し鏡だ』という前提に立って若手と接する必要がある」と、上に立つ者の姿勢の重要性を強調しました。

「当たり前の感謝」を土台に、地方から日本を豊かにする

吉浦氏の「働き方改革の前に、まずは『働きがい改革』が必要」という言葉を受け、畝尾は人間としての土台となる「感謝の精神」について触れました。

会社が費用を負担して研修に行かせてくれること、親が育ててくれたこと、そして何より、80年前の人たちが命懸けで守ってくれたこの日本で暮らせていること。こうした「当たり前」の中にある背景に気づき、感謝できるようになることが、高い志を持って働くためのエネルギーになります。

たかみむすび株式会社が目指す次のステージは、「地方企業への徹底的な支援」です。 若手の採用や育成に悩む地方企業がエンパワーされ、元気になることこそが、日本全体の成長に直結すると信じているからです。

知覧のある鹿児島県南九州市にオフィスを構えたのも、地域への恩返しの第一歩。
親の背中を見て育ち、「薩摩隼人」としてのアイデンティティや西郷隆盛のような気骨、そして郷土愛を何よりも大切にしながら、私たちはこれからも日本の未来のために挑み続けます。

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